○大学で勉強してきた事、卒論の問題意識
経済大国に至る大きな転機を高度経済成長期ととらえ、高度経済成長期は、日本をどのように変化させたのかという大きな問題意識を持って取り組みました。その中で、国内産業の競争力が弱い段階において、貿易などの開国・自由化を求められた日本が、その事態に、どのように対応していこうとしたのか。その時の通産省や、政治家、マスコミ、社会などによる政策形成過程に注目しました。日本の経済発展に注目してきました。
このように経済発展について考えている時に、その経済発展というのは、誰の発展なのかと考えました。今日においても、景気の回復とともに、大企業の好業績がある一方で、市民や中小企業は、その実感を持ちにくいと言われています。こうした違いは、どうして起きるのか。また、ホームレスなどの方を見た時に、こうした思いは強く持つようになります。どうして、全体では発展しているのにも関わらず、それを享受することができないのだろうか。
経済発展を見ることと、同時に、そうした発展を受けられない層を見ていくことの重要性を痛感するようになりました。そして、その様子を、少しでも、理解できるようになるために、現場に行くことを決めました。
○課外活動
6月以降、毎週水曜日、横浜市の寿町でボランティアをしています。寿町は日本三大寄せ場の一つです。ドヤと呼ばれる簡易宿泊所が立ち並び、ホームレスの人々が多くいる地域です。本やテレビなどから、こうした地域の情報に接してはいたのですが、直接、行くことが重要だと考え、ボランティアを始めることにしました。高齢者が多数いること、ゴミが堆積しているため臭いがすること、怒りやすい人が多いことなど、直接行って始めて知ることができることがありました。
ここにいる人たちが、どうして、ここにいるのかどうかも、考えていかなければいけない問題だと思いました。そこにいることになったこと自体が、日本社会全体の問題を示しているように、私には思われます。
○修士課程での研究予定
こうしたことを受けて、修士課程では、労働、社会保障、貧困、格差の問題を考えてみたいと思います。まずは、経済発展の過程で、人々の生活は、どのように変化したのか。豊かになったのか。そして、貧困に陥る、労働や社会保障の背景などの構造分析を行いたい。今日の格差の問題を歴史分析で、より明確にとらえ、今日の問題をより明確にすることが大きな問題である。そして、その問題を経済学のツールで解決策を考えていくために、歴史分析と経済学を両方とも学べる「現代経済」コースを選択することにしました。
経済発展には、チャレンジ精神を持った人々の存在が不可欠である。チャレンジをして失敗した結果が、貧困だと、チャレンジする意欲を持つ人は減少するであろう。これからの日本経済には、たくさんのチャレンジが必要であり、チャレンジできる環境を整えるという観点からも、上記のような研究は必要であろう。

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